リーン・スタートアップを改めて
- 改めてリーンスタートアップを読みました。
- 起業やベンチャーにいる方以外のビジネスマンにもぜひおすすめしたい本です。
- 最初期の検証をどうやって行ったかの事例も豊富でどのような行動が検証といえるかのイメージができます。
- 気になったポイントをまとめました。
スタートアップの事業運営を検証による学びのプロセスととらえる
- スタートアップの最大の課題は、事業が成立する(顧客がいる)ことが「仮説」に過ぎないこと。
- 「仮説」といえば、大層に聞こえるが、程度の差はあれ思い込みにすぎない。
- この「仮説」を最も低コストかつ、最も確実に検証し、そのフィードバックを得ること、また、その一連のプロセスを最短にすることを目標とする。
- 「仮説」の元とした事実が間違っている場合など、考察によって見つけることは現実的にかなりの困難を伴う。
- そのため、実験(検証したいことにあった最小のビジネス活動)を行って定量・定性的にフィードバックを集める。
- スタートアップにとっては、価値仮説と成長仮説が重要。
「とにかくやってみよう」では、すぐに手詰まりになる
- 計画と遂行を基礎とする一般的なプロジェクトマネジメント(総括マネジメントと呼んでいる)は、新製品を開発するのには向かないが、無計画も同様に成果を出しにくい。
- 行動力は重要だが、それだけでは失敗する。
- 体系的で適切な仮説と検証をすることは難しいが、それをやらずに、全ての仮説に基づいて商品を作って試していたら、それをうまくやる競合に必ず負ける。
- 先にものを作ってしまうと、コストがかかりすぎる。
- 検証という視点がないと、「製品」を作ろうとしてしまう。
MVPや、スモールスタートなどとリーンスタートアップ
- MVPなど、聞いたことがない人の方が少ないかもしれませんが、リーンスタートアップでは、明確に定義しています。
- MVPは最低限使える機能を持った製品ではなく、仮説の検証が可能な最小の製品。
- リーンスタートアップを「小さく始める手法」と紹介されることがあるが、解決しようとする課題によっては、「仮説」の検証にかなりの品質が必要となる場合がある。
- デザイン思考やA/Bテストなどの手法は以前からあった。リーンスタートアップはこれらの手法を、製品開発に活用するのが違い。
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